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内なる調和が育む心理的安全性 ~古代の叡智と現代心理学の融合~

  • mail92937
  • 2024年12月6日
  • 読了時間: 3分

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代表取締役社長 原田裕子


組織における心理的安全性の重要性は、今や広く認識されています。しかし、その本質的な実現には、内側からの深い変容が不可欠です。SURYA SANGAでは、古代インドの叡智と現代心理学を融合させた独自のアプローチにより、持続可能な心理的安全性の構築をサポートしています。


心理的安全性の基盤となるのは、実は個人の内なる安定性です。不安や緊張、ストレスを抱えた状態では、他者に対して真に開かれた態度を保つことは困難です。言葉では「心理的安全性が大切だ」と理解していても、心身が緊張状態にあれば、防衛的な反応や過度な批判が自然と表れてしまいます。


SURYAのプログラムでは、まず個人の心身の調和から始めます。

ヨガと瞑想の実践により、参加者は:

  • 体の不必要な緊張が解け

  • 呼吸が深く安定し

  • 感情をより客観的に観察できるようになります


この変化は、単なる心身のリラックスにとどまりません。

実践を重ねることで、参加者は:

  • 自己への深い気づきを得て

  • 他者への共感力が高まり

  • より建設的な対話が可能になっていきます


特に重要なのは、「自己批判」と「他者への攻撃性」から解放されることです。多くの人が内側に抱える過度な自己批判は、他者との関係性にも影響を及ぼします。自分に対して厳しい人は、無意識のうちに他者にも厳しくなりがちです。また、内なる不安や恐れは、しばしば他者への攻撃的な態度となって表れます。


例えば:

  • 自分の立場が脅かされる不安から、新しいアイデアを否定する

  • 能力への不安から、他者の成功を批判的に見てしまう

  • 失敗への恐れから、他者の小さなミスを厳しく指摘する

  • 自信の欠如から、防衛的な態度で他者と接する


ヨガ・瞑想・個別セッションの実践を通じて、参加者はこれらの思考・行動パターンに気づき、その根源にある不安や恐れと向き合います。


この過程で:

  • 自己批判的な思考から解放され

  • 不安や恐れの本質を理解し

  • より受容的な態度が育まれていきます


この内なる変容は、自然と他者への関わり方も変えていきます:

  • 批判ではなく、建設的なフィードバックができるように

  • 防衛ではなく、開かれた対話が可能に

  • 競争ではなく、協働を選べるように


実践を重ねたチームでは、次のような変化が観察されています:

  • 意見の対立が建設的な議論に変わる

  • 失敗を隠さず、学びの機会として共有できる

  • 新しいアイデアが自然と生まれる

  • お互いの個性を認め合い、活かし合える


古代インドの叡智が教えるのは、真の安全性は外側からではなく、内側から育まれるということです。現代心理学の知見とこの古来の智慧を組み合わせることで、より深い次元での組織の変容が可能となります。


心理的安全性は、単なるルールや制度では実現できません。それは、一人ひとりの内なる変容の積み重ねによって、自然と醸成されていくものなのです。


SURYAのプログラムは、そうした本質的な変化を支援する場を提供します。

静寂の中で育まれる内なる安定性。それこそが、これからの組織に求められる、真の心理的安全性の土台となるのではないでしょうか。

 
 
 

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