意識を澄ませる瞑想の力 ~組織開発における静寂の価値~
- mail92937
- 2024年12月6日
- 読了時間: 3分

代表取締役社長 原田裕子
昨今、世界的な企業でも導入が進む瞑想。しかし日本企業においては、「瞑想は宗教的なもの」「座って何もしないのは時間の無駄」といった誤解から、その価値が十分に理解されていない現状があります。
SURYA SANGAの瞑想プログラムは、古代インドの叡智を現代の組織開発に活かした実践的なアプローチです。私たちが提供する瞑想は、単なるリラックス法ではありません。それは、より明晰な意識状態を育み、自己理解を深める有効なツールなのです。
現代のビジネスパーソンが直面している課題の多くは、実は意識の質に関係しています。常に情報があふれ、マルチタスクを求められる環境では、思考が散漫になりがちです。また、プレッシャーや締切に追われる中で、判断力が鈍り、創造性が低下することも少なくありません。
瞑想がもたらす効果は、科学的にも実証されています:
集中力と注意力の向上
ストレス耐性の強化
感情コントロールの改善
記憶力と学習能力の向上
創造性の活性化
共感力の向上
意思決定の質の改善
SURYAの瞑想プログラムの特徴は、「気づきの実践」にあります。参加者は快適な姿勢で座り、呼吸に意識を向けます。このとき重要なのは、「正しい瞑想」を目指さないことです。むしろ、様々な思考や感情が浮かんでは消えていく様子を、静かに観察していきます。
この実践を通じて、普段は気づかない自分の思考パターンが見えてきます。たとえば:
常に先の心配をしている傾向
過去の出来事に囚われている様子
自己批判的な思考の繰り返し
周囲との比較による不安
これらの気づきは、ビジネスの場面でも重要な示唆となります。なぜなら、リーダーシップやチームワークの多くの課題は、実はこうした無自覚な思考パターンに起因しているからです。
定期的な瞑想実践により、参加者は次第に:
より客観的に状況を観察できるようになる
感情的な反応を制御しやすくなる
本質的な課題により早く気づけるようになる
より創造的な解決策を見出せるようになる
特に管理職の方々にとって、この実践は貴重な機会となります。日々の喧騒から一歩離れ、静かに内側を見つめる時間を持つことで、より明確な視座とバランスの取れた判断力を養うことができるのです。
また、チーム全体で瞑想を実践することで:
メンバー間の信頼関係が深まる
コミュニケーションの質が向上する
心理的安全性が高まる
創造的な対話が生まれやすくなる
瞑想は、実践してみなければその真価を理解することはできません。本で読んだ知識だけでは、自分の無意識の思考パターンに気づくことさえ難しいのです。そのため、私たちは常々「実践あるのみ」と申し上げています。
実際、世界的な企業であるGoogle、Apple をはじめ、日本の大手企業でも瞑想プログラムを積極的に導入しています。多くのCEOが、重要な意思決定やリーダーシップの実践に欠かせないツールとして瞑想を取り入れています。実践している方々は、その効果の素晴らしさを体験を通じて実感されているのです。
SURYA SANGAの瞑想プログラムは、古来の叡智を現代のビジネスニーズに適合させた実践的なものです。それは、単なるストレス解消法ではなく、個人とチームの持続的な成長を支える基盤となります。
静寂の中に潜む無限の可能性。それを見出し、活かしていくことが、これからの組織には不可欠なのではないでしょうか。
コメント